私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

すると、大志が玲音の腕をつかむと、そのまま温泉の中へと引き込んだ。


バッシャーン!


大志のダイブ並みに水しぶきが上がる。


「やりすぎだって、大志」

「玲音、大丈夫か?」


のぞき込むと水面からプクプクと泡が現れ、玲音が顔を出した。

いつも前髪が顔にかかっている玲音だけど、今はお湯に濡れた髪のせいで、さらに幽霊のように顔が隠れてしまっている。


「もう、大志びっくりするじゃん」


そう言って、玲音は笑いながら前髪をかき上げた。

初めて玲音が素顔をさらした。


ところが、それを見た俺たちはその場で固まってしまった。

4人とも、あまりの驚きで声が出ない。


なぜなら――。

目の前にいたのは、俺が好きなアーティスト――Amaneだったのだから。