私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「それでもいい!だれも見てなくたって、こんなこともあったなーって俺たちが見返せたらいいんだから」


こうして、アオハル部の活動内容が世に出たという事実だけで十分だ!


「それで、動画配信にあたって風雅と話してて思ったことがあるんだけど」

「どうしたの、玲音くん」

「今回、音声に名前が入ってたところは編集で切り取ることはできたけど、今後身バレしないためにも、活動にはハンドルネームで呼び合ったほうがいいと思うんだ」


ハンドルネームって、要はニックネームみたいなものだよね?

お互いの名前を本名じゃない呼び方で呼び合う――ということは…!


「それって青春――」

「ちげーよ」


すぐさま風雅からのツッコミが入った。


そうして、お互いのハンドルネームを決めることに。


「七星は、“ぶちょー”で決定だよ。実際、アオハル部を立ち上げたんだし、部長だろ」

「うん。覚えやすいし、いいよね」

「…えー。でも俺は、もっと“ウィリアム”とか、そういうかっこいい響きの…」

「だれだよ。なんで外国人なんだよ」


そういうことで、俺――柴崎七星は『ぶちょー』。


「風雅は、“ますくん”な。はい、決定」

「いや、雑すぎだろ。しかも、“ますくん”ってなに」

「いつも“マスク”してるから。それに“くん”つけて、“ますくん”。はい、決定」