私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

甘くて茶色い滝がプリンの壁を流れ落ちる。


「「おお〜!」」


その圧巻の光景に、俺たち3人は思わずつばをごくりと飲み込んだ。


「完璧だ!ボクの最高傑作!」


真尋は俺たちがいることも忘れて、夢中になってプリンをスマホの写真に撮りまくる。

しかし、ここでひとつ疑問が。


「で、このプリ――じゃなくて作品って、このあとどうすんの?」


大志の何気ない質問に、真尋は一瞬固まった。

顔をのぞき込むと、目が点になっていた。


「…このあと?」

「そう、このあと」


すると突然、真尋が膝から崩れ落ちた。


「…しまった!!作ることにあこがれてて、そのあとのことを考えていなかった…!」


なんだ、それ!?

こんなにデカイプリン、調理実習室に置いとくこともできないだろ。


「いつもは、作った作品はどうしてんの?」

「それはもちろん自分で食べるさ。…でも、ここまで大きな作品を作ったのは初めてで…」


俺だって初めて見たよ、デカプリン。


「そ…それなら、切り分けてタッパーに詰め込んで…」

「「いや、無理すぎるし」」


俺たち3人から同時にツッコミが入った。


切り分けられたとしても、タッパーいくつ必要なんだよ。

そして、そのタッパーをどんな大きさの冷蔵庫に入れようとしてんだよ。