私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「失礼だなー。オレのパッションを全身で表現してるんだよ」


なんだよ、“パッション”って。


やたらとキレッキレだし、必死すぎて目が血走ってるし。

逆にこわすぎだから。


そんな中、めずらしく話してくれる生徒もいると思ったら――。


「勉強に支障が出る」

「仲間内でつるんだら、内申が下がりそう」

「この学園に部活は必要ない」


と否定的な意見を吐き捨てられて、終了。

収穫がないまま、放課後を迎えた。


しかも、終礼が終わるやいなや、みんなそそくさとスクールバッグを肩にかけて下校していく。

その足の速いことといったら。


あっという間に、教室は俺と大志ふたりだけになった。


「…え。帰るの、早すぎじゃね?」

「いつもの風景だよ。これが通常モード」


そう言って、大志は苦笑いする。


「部員集めは、また明日だな」

「そうだな」

「七星は?こっからバスで帰んの?」

「いや、寮。家、遠いんだ」

「マジ?オレも寮!いっしょじゃん」


寮生活している生徒は少ないと初めの説明で聞いていたけど、大志も同じだと聞いてうれしくなった。

部屋番号を聞くと、なんと隣の部屋だということもわかった。


その後、大志に寮まで案内してもらった。


「友だちと下校…。これって青春じゃん!」

「だから、七星は青春の度合いが低すぎるんだよ。こんなの普通じゃん」