私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「え?」

「だって、これからもっとでっけー青春するんだろ?」


ニッと笑ってみせる大志の言葉がうれしくて、俺は大きくうなずいた。


「うん!」


そうして、さっそくその日のうちに部員集めを開始した。

基本的に休み時間は、ほぼ全員単独行動をしているため、ひとりずつ捕まえて勧誘するのは簡単だった。


ただ私語厳禁というルールがあるから、部活の話を持ちかけられたと密告されればアウトだ。

だから、そこは慎重に。


スケッチブックの1ページ1ページにメッセージを書いて、俺がそれをめくって伝えた。


1ページ目【部活作ります】

2ページ目【楽しいです】

3ページ目【たぶん】

4ページ目【いや絶対】

5ページ目【お願い!!】

 
隣にいる大志は、ジェスチャーで訴えかけようとしているが、動きがキモい。

バスケのドリブルの動きをしているみたいだけど、無音なのにめちゃくちゃうるさい。


やめろ!逆に目立ってる!


しかし努力の甲斐もむなしく、結果は惨敗。

みんな無言で首を横に振るだけ。


「たしか首を横に振るのは、肯定の意味だったよな?」

「いや、どんだけポジティブなんだよ!フツーに断られてるよ」


ふたりきりになったところで、大志にツッコむ。


「てかさ、大志のあの動きなんなの?みんな、あれ見て引いてるんじゃないの?」