私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

花房会長は怒っていたけれど、側近のふたりは笑みを見せていた。


本当は、アオハル部を廃部に追い込むための全力鬼ごっこ。

しかしそれは逆に、全校生徒に“青春の楽しさ”を芽生えさせる結果となったのだった。



それから2ヶ月後――。

長かった夏休みがすっかり明け、2学期に入った。


「それでは、本日の終礼はここまでです」


加藤先生が終礼を終わるやいなや、クラスメイトたちはスクールバッグを持って立ち上がる。


「よし、みんな!今からグラウンドに集合な!」

「ムカデ競争の練習だー!」

「絶対優勝するぞぉ!」

「「おー!」」


拳を上げて返事をすると、クラスメイトたちはわらわらと教室から出ていった。


実は、2週間後に体育祭がある。

輝学園創立以来、初めての学校行事となる。


その体育祭の種目の練習ため、クラスメイトたちは放課後にみんなでグラウンドに集まっている。


「みんな、やる気満々だね」

「ああ。初めての体育祭だから、そりゃ優勝したいよな」

「うおー!オレはいつでもやる気満々だぞー!」


俺は、風雅と大志と顔を見合わせる。


「おい、3人も早くこいよ!」


振り返ったクラスメイトが手招きする。

そして、俺たちは満面の笑みを見せながら言った。


「「おう!」」