正体がAmaneだとも知られてしまったし、ファンなら一番に玲音を捕まえにいくもんな。
とにかく、あとの4人で逃げ切らないと…!
ところが、次に真尋、そして風雅の確保までも映像で流れてくる。
これは、ただ配信しているだけじゃない。
それを見て、『次はお前たちだぞ』というプレッシャーも与えられているんだ。
でも、防犯カメラの映像は、同時に逃げる側の俺たちにとっても、どのあたりにどれくらいの生徒がいるかということを教えてくれる。
ひとりで行動する俺たちとは違って、他は大人数で探しにやってくる。
だから、聞こえてくる足音の大きさも重要だった。
そうして、人気のない校舎に逃げていたとき――。
「…うわっ!」
「おわっ!」
曲がり角でだれかと出くわしてしまったと思ったら、それは大志だった。
「大志…!」
「七星!よかった!」
この孤独な戦いに時間感覚が狂ってしまっているのか、ずいぶんと大志に会うのは久々のように感じた。
「5限が終わるまで、あと15分。今のままだったら、逃げ切れるんじゃねーか?」
「うん。俺もそんな気がしてきた」
そのとき、またスピーカーから声がした。
近くの教室のスクリーンをのぞき込むと、花房会長の姿が映っていた。
とにかく、あとの4人で逃げ切らないと…!
ところが、次に真尋、そして風雅の確保までも映像で流れてくる。
これは、ただ配信しているだけじゃない。
それを見て、『次はお前たちだぞ』というプレッシャーも与えられているんだ。
でも、防犯カメラの映像は、同時に逃げる側の俺たちにとっても、どのあたりにどれくらいの生徒がいるかということを教えてくれる。
ひとりで行動する俺たちとは違って、他は大人数で探しにやってくる。
だから、聞こえてくる足音の大きさも重要だった。
そうして、人気のない校舎に逃げていたとき――。
「…うわっ!」
「おわっ!」
曲がり角でだれかと出くわしてしまったと思ったら、それは大志だった。
「大志…!」
「七星!よかった!」
この孤独な戦いに時間感覚が狂ってしまっているのか、ずいぶんと大志に会うのは久々のように感じた。
「5限が終わるまで、あと15分。今のままだったら、逃げ切れるんじゃねーか?」
「うん。俺もそんな気がしてきた」
そのとき、またスピーカーから声がした。
近くの教室のスクリーンをのぞき込むと、花房会長の姿が映っていた。



