私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

放送を聞きながら、俺たちはごくりとつばを飲む。


〈我々は、調査によりアオハル部全員を特定しました〉


な、…なんだって!?


〈本来であれば、これでアオハル部の廃部が決まりますが、それではおもしろくありません〉


おもしろくないって、どういう――。


〈ですから、アオハル部らしく、全力で鬼ごっこを楽しんでください。といっても、全校生徒の鬼から逃げられたらの話ですが〉


花房会長が告げたのは、アオハル部員5人 VS その他全校生徒の“鬼ごっこ”という名のサバイバルゲームだった。


〈アオハル部員は、この5人です〉


その声とともに、中庭の巨大モニターに映像が映し出されるのが屋上から見えた。

そこには、俺たち5人の名前と顔写真が表示されていた。


「なんだよ、あれ…!」

「まるで、指名手配犯じゃねーか」

「しかも、あのモニターだけじゃない。各教室にあるスクリーンにも映像が共有されているみたいだ」


この情報をもとに、全校生徒(オニ)は俺たちを捕まえにくる。


アオハル部が全員捕まれば、その場で即廃部決定。

もしひとりでも逃げ切れば、今後の活動には生徒会は一切口出ししないというものだった。


「な、なに言ってるんだ、花房会長…」

「でも、勉強ばかりのこの学園の生徒が鬼ごっこなんてするとは思えないけど――」