私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

勉強だけが学校じゃない。

俺たちの活動をきっかけに、本来の学校生活の姿に変化しつつある日々の風景にワクワクしていた。


このままいけば、好きな人と好きな話ができるような私語厳禁というルールを取っ払った学園に変われるんじゃないだろうか。

そう思っていたが、それを“彼ら”が許すはずなどなかった。



それから数週間後。

俺たちが屋上で昼メシを食べていると、突然ドアが開いた。


驚いて振り返ると、そこにいたのは玲音だった。


「玲音!」

「これたんだっ」


Amaneとバレてからは混乱を避けるために、玲音はずっと寮でオンライン授業を受けていて、登校していなかった。

寮では会うけど、学園で会うのはかなり久々だ。


「このままオンラインっていうのもつまんないから、きちゃった。て言っても、午後の授業だけだけど」

「社長出勤かよー!とにかくこっちこいよ」

「うん!」


玲音も混ざって、みんなで昼メシの続きだ。


「次のネタ、どうしようか」

「あっ!ボク、やってみたいことあるんだよね」

「なになに――」


そのとき、校舎全体にアナウンス音が響き渡った。


「なんだ?」

「昼休みに放送なんてめずらしいな」


他の学校なら、放送部の語りなどがあるかもしれないが、輝学園には一切そういうのがない。