センパイを好きでいてもいいですか?

彼は名前を宮野 圭太(みやの けいた)と言い、家が親戚同士で、りい紗と幼い頃から仲が良かった。

あれはりい紗が小学生の頃、

「よいしょ…あれ、取れない」

りい紗は背伸びをしながら、大好きなキャンディを商品棚から取ろうとしていた。

すると誰かの手が伸びて、

「はい、りい紗ちゃん」

圭太がこちらを見て言った。

「ありがとう、けいちゃん」

圭太は目を細め、りい紗の髪の毛を優しく撫でて、

「それ、美味しい?」

りい紗が持っているキャンディを指さした。

「うん、パチパチしててソーダ味で美味しいよ!」

「パチパチ?」

「うん!
パチパチキャンディ!」

「すげー!
俺もほしい!」

「圭太、会計して帰るよ」

そこへ圭太の父親がやって来た。