恋涙 ~これからも好きでいてもいいですか~

一方、

「ちょっとりい!
どうしたの?」

廊下から走ってきたりい紗の顔がよほど怖かったのか、りい紗の友人・彩良(さら)は今にも泣きそうだ。

「けいちゃんに好きな人が出来て、結子センパイと別れたらしい…。
なんで彼女がいるのに、好きな人が出来るの!?」

こんなに、圭太に腹が立ったのは産まれて初めてだ。

「りい、小学生の時から圭太センパイが好きだったもんね。
そりゃあ失望もするよ…」

「でしょ!
…最低なはずなのに、嫌いになれない…」

りい紗は俯く。

彩良はなんとりい紗に声を掛けたらいいかわからず、困った表情で立ち尽くしていた…。