恋涙 ~これからも好きでいてもいいですか~

『昨日、電話出来なくて寂しかった…』

結子の言葉に、

「24時間常に電話に出れるわけないだろ!
コンビニじゃないんだから…。
こっちにはこっちの事情があるんだよ!」

圭太の言葉に、結子の目からは涙が流れた。

『ひどいよ…』

「は?」

『この前のマラソン大会だって、あたしよりもりい紗ちゃんを応援したり、昨日もりい紗ちゃんと一緒にいたんじゃないの!?』

それは違う。

だけどそれを言ったら、両親が離婚したことを言わないといけなくなる。

それだけは嫌だった。

「もういいよ、それで」

投げやり気味に圭太が言う。

『もう無理…。
別れよ』

泣きながら結子が圭太に言う。

『自分では気がついてないだけで、圭太はりい紗ちゃんが好きなんだよ!』

そう言うと、結子は一方的に電話を切った。