恋涙 ~これからも好きでいてもいいですか~

「圭太、教室に戻ろ?」

結子(ゆいこ)がやって来た。

「りい紗ちゃんと話がしたいから先に行ってて」

少しウザそうに圭太は言う。

悔しいけど、今は圭太に関わらない方が良さそうだ。


‐『がんばれ、りい紗ちゃん!』

あの時、結子は先頭を走っていた。

なのに、先頭を走っている彼女(あたし)よりも、最後尾を走っているりい紗に応援する彼氏。

胸がすごく苦しい。

「あたしが彼女なんだけどな」

校舎に向かいながら、ポツリ、悔しそうに結子は呟いた…。