センパイを好きでいてもいいですか?

ある日のHR。

「はーい、では皆さん、部活動の申し込み用紙を記入して明日までに持ってくること!
以上、HRを終わります」

りい紗たち1年生は担任から、部活動の申し込みの用紙を配られた。

「ねぇねぇ、りいは何部に入るの?」

友だちは皆、りい紗をりいと呼ぶ。
今のところ、りい紗とちゃんと名前で呼んでくれるのは、圭太だけだ。

「陸上部かな」

りい紗ははにかむ。

りい紗は、圭太が所属しているサッカー部と同じグラウンドで部活動をする。

1学年上の圭太とは、教室では一緒になれないから、せめて部活動だけは圭太の近くにいたい。

だけど、そう思っていたのは、りい紗だけではなかった。