センパイを好きでいてもいいですか?

一方、りい紗はセーラー服を着て、中学校の体育館に入った。

「りいちゃん、緊張しているの?」

母親が心配そうに、りい紗を見る。

「大丈夫!
けいちゃ…あ、圭太センパイがいるもん」

りい紗が圭太に対する気持ちを知っている母親は、痛ましげにりい紗を見た。

その時、

「あんたがりい紗?」

結子がりい紗に話しかけた。

「はい」

「あたし、結子。
圭太と付き合ってるから、邪魔しないでね」

明らかな敵意を、結子はりい紗に向ける。

結子が去った後、

「けいちゃんに彼女がいたなんて…」

りい紗はショックを受けた。


なんとなく、なんとなくだけど、けいちゃんは中学校に行っても彼女は作らないって思ってた…。