君と見た花火を忘れない


一方私だけは、

両手合わせ懇願するように何回もお辞儀した。


「なんだ、これ、


榎木のかー」



まさか自分の名前を知ってもらえてるなんて

恥ずかしかった。



何度も頷く私に、


「じゃー外で待ってやっから
探しに来なー」



外。範囲広すぎやしませんか。