君と見た花火を忘れない

「榎木」


「はっはいいい!」


「伸ばすな。阿保にみえる」



(「い」伸ばしすぎたか)


くしゃって笑う蓮見くんの笑った顔は、


一番近くにみれた動揺と、


刹那の間に振り動かされた。



(暗がりでも扉の窓明かり越しで


格好良く見える…


シルエットというか


様になってみえる…)