(送辞か……)
後期生徒会は在校生代表として、卒業式に出席していた。
去年、真辺先輩がしてるのは見てたけど、
……結構勇気いるやろこれ。
やっぱ、すげぇよあの先輩は……
(松原)「(頑張って)」
(宮浦)「(……うん、ありがとう)」
気遣ってくれてるのか…………
ありがたい、ありがたいんだけどさ…………
そんな上目遣いで言わないでくれ……逆に緊張する。
生徒会企画の時もそうやったけど、なんでそんな可愛い顔で言うねん……
前世で何かしたっけ……?
(校長)「皆さん、ご卒業おめでとうございます――」
……うん?校長先生……手プルプル震えてね?
うん、やっぱり震えてる。
あー、なんか血の気が引くように緊張が消えていく、、、、、
……自分より緊張してる人がいると、緊張が無くなるって本当やったんや
(教頭)「――在校生代表、宮浦颯真」
(宮浦)「はい」
(真辺)「(……あっ)」
(藤島)「(どうしたん?)」
(真辺)「(ううん、なんもない)」
颯真だ……成長したなぁ。
1年の時は出席するだけで緊張してたのに……
つむぎちゃんとも仲良くやってるのかな。
……颯真が成長したんだから、私も成長しないとね。
――先輩らしく
その後無事に卒業式を終えた後期生徒会は、生徒会室で来年の業務について説明を受けていた。
(田中先生)「来年なんやけど、前に言ってた通りやと思っといて。まぁ、来年俺が居るか分からんけどな(笑)」
(田辺)「笑えないですって……」
――ガラガラ
(真辺)「久しぶり〜」
(宮浦)「真辺先輩……」
(松原)「お久しぶりです」
(田中先生)「おう、どしたん?」
(真辺)「最後の挨拶ぐらいはしといた方が良いかなって。いるのは分かってたし」
(田中先生)「ずっと生徒会やってたもんな」
(真辺)「そうそう。皆、ありがとう。生徒会の時もそうやったし、生徒会企画とかで、最高の思い出が出来た。皆のおかげで……楽しかったし……この学校に居て良かったって……思った……」
「「「「真辺先輩……」」」」
(田中先生)「うう、いい話や(泣)」
「「「「「田中先生!?」」」」」
(宮浦)「……なんで、真辺先輩より泣いてるんですか?」
(田中先生)「いや……だって、こんなん泣くに決まってるやん(泣)」
(松原)「……もしかして涙脆かったりします?」
(田中先生)「実は……(泣)」
「「「「「あー……」」」」」
(真辺)「とにかく、皆ありがとう。田中先生もありがとうございました」
(高橋)「(真辺先輩、そんなこと言ったら……)」
(田中先生)「ううううう(泣)」
(高橋)「(ほら……)」
(真辺)「……じゃあ、友達に呼ばれてるからこれで」
「「「「「ありがとうございました!!」」」」」
その後号泣している田中先生をなだめた後期生徒会は、それぞれ帰宅しようとしていた。
(あっ……真辺先輩からメッセージ来てる)
「裏門来て」
(裏門?なんでや……?)
(宮浦)「お待たせしました」
(真辺)「ううん、待ってないよ」
(宮浦)「その……どうしました?」
(真辺)「颯真、今までありがとうね」
(宮浦)「いえ……こちらこそ、お世話になりました」
(真辺)「私ね、颯真より真面目で、優しい人居ないと思うの」
(宮浦)「……え?」
(真辺)「だから、自分で誇ってほしい。きっと、つむぎちゃんも同じこと思ってる」
(宮浦)「え……?もしかして……」
(真辺)「うん、颯真がつむぎちゃんのこと好きなの知ってる。だから、あの時に私の想いを伝えたの」
(宮浦)「……どこまで本心だったんですか?」
(真辺)「んー?全部。最初から最後まで」
(宮浦)「そう……だったんですか……」
(真辺)「私ね、努力してる颯真が大好きだった。真面目で、それでも謙虚で……そんな颯真を守りたいって思ってた。なんなら今でも思ってる。だいぶ前に、会長を降りた理由聞いてくれたでしょ?本当は、会長にもなりたかった……けど、颯真の頑張ってる姿を見て争えないなって思ったの。それで、会長の颯真を側で支えたいと思った。だから、書記にしたの。
……けどね、守るだけじゃダメだなって思った。
つむぎちゃんのことが好きって分かったとき、最初は自暴自棄になってた。
けど、保健室で休んで改めて考えたら、「私が引いたらいいだけ……」って思った。
それが、私から颯真に与えられる唯一の成長剤だったから。
だから、その想いは無駄にしないで欲しい。
私の分まで、つむぎちゃんと幸せになって」
(宮浦)「先輩…………」
(真辺)「ごめんね?こんなとこまで呼び出しといて……」
(宮浦)「いえ……先輩のおかげで救われたことも多かったです。去年の卒業式の時も、一番緊張してたのは先輩だったはずなのに、自分の緊張をほぐしてくださって……今日の卒業式の時も、そのことを思い出して少し楽になりました……先輩は、自分の中で一番の先輩です」
(真辺)「っ……颯真、、、、、」
(宮浦)「その……あの日から、先輩の気持ちがよく分かってなかったんですけど、ようやく分かりました。お世話になった分、先輩の想いにしっかり応えます!!」
(真辺)「うん……ありがとう(泣)」
後期生徒会は在校生代表として、卒業式に出席していた。
去年、真辺先輩がしてるのは見てたけど、
……結構勇気いるやろこれ。
やっぱ、すげぇよあの先輩は……
(松原)「(頑張って)」
(宮浦)「(……うん、ありがとう)」
気遣ってくれてるのか…………
ありがたい、ありがたいんだけどさ…………
そんな上目遣いで言わないでくれ……逆に緊張する。
生徒会企画の時もそうやったけど、なんでそんな可愛い顔で言うねん……
前世で何かしたっけ……?
(校長)「皆さん、ご卒業おめでとうございます――」
……うん?校長先生……手プルプル震えてね?
うん、やっぱり震えてる。
あー、なんか血の気が引くように緊張が消えていく、、、、、
……自分より緊張してる人がいると、緊張が無くなるって本当やったんや
(教頭)「――在校生代表、宮浦颯真」
(宮浦)「はい」
(真辺)「(……あっ)」
(藤島)「(どうしたん?)」
(真辺)「(ううん、なんもない)」
颯真だ……成長したなぁ。
1年の時は出席するだけで緊張してたのに……
つむぎちゃんとも仲良くやってるのかな。
……颯真が成長したんだから、私も成長しないとね。
――先輩らしく
その後無事に卒業式を終えた後期生徒会は、生徒会室で来年の業務について説明を受けていた。
(田中先生)「来年なんやけど、前に言ってた通りやと思っといて。まぁ、来年俺が居るか分からんけどな(笑)」
(田辺)「笑えないですって……」
――ガラガラ
(真辺)「久しぶり〜」
(宮浦)「真辺先輩……」
(松原)「お久しぶりです」
(田中先生)「おう、どしたん?」
(真辺)「最後の挨拶ぐらいはしといた方が良いかなって。いるのは分かってたし」
(田中先生)「ずっと生徒会やってたもんな」
(真辺)「そうそう。皆、ありがとう。生徒会の時もそうやったし、生徒会企画とかで、最高の思い出が出来た。皆のおかげで……楽しかったし……この学校に居て良かったって……思った……」
「「「「真辺先輩……」」」」
(田中先生)「うう、いい話や(泣)」
「「「「「田中先生!?」」」」」
(宮浦)「……なんで、真辺先輩より泣いてるんですか?」
(田中先生)「いや……だって、こんなん泣くに決まってるやん(泣)」
(松原)「……もしかして涙脆かったりします?」
(田中先生)「実は……(泣)」
「「「「「あー……」」」」」
(真辺)「とにかく、皆ありがとう。田中先生もありがとうございました」
(高橋)「(真辺先輩、そんなこと言ったら……)」
(田中先生)「ううううう(泣)」
(高橋)「(ほら……)」
(真辺)「……じゃあ、友達に呼ばれてるからこれで」
「「「「「ありがとうございました!!」」」」」
その後号泣している田中先生をなだめた後期生徒会は、それぞれ帰宅しようとしていた。
(あっ……真辺先輩からメッセージ来てる)
「裏門来て」
(裏門?なんでや……?)
(宮浦)「お待たせしました」
(真辺)「ううん、待ってないよ」
(宮浦)「その……どうしました?」
(真辺)「颯真、今までありがとうね」
(宮浦)「いえ……こちらこそ、お世話になりました」
(真辺)「私ね、颯真より真面目で、優しい人居ないと思うの」
(宮浦)「……え?」
(真辺)「だから、自分で誇ってほしい。きっと、つむぎちゃんも同じこと思ってる」
(宮浦)「え……?もしかして……」
(真辺)「うん、颯真がつむぎちゃんのこと好きなの知ってる。だから、あの時に私の想いを伝えたの」
(宮浦)「……どこまで本心だったんですか?」
(真辺)「んー?全部。最初から最後まで」
(宮浦)「そう……だったんですか……」
(真辺)「私ね、努力してる颯真が大好きだった。真面目で、それでも謙虚で……そんな颯真を守りたいって思ってた。なんなら今でも思ってる。だいぶ前に、会長を降りた理由聞いてくれたでしょ?本当は、会長にもなりたかった……けど、颯真の頑張ってる姿を見て争えないなって思ったの。それで、会長の颯真を側で支えたいと思った。だから、書記にしたの。
……けどね、守るだけじゃダメだなって思った。
つむぎちゃんのことが好きって分かったとき、最初は自暴自棄になってた。
けど、保健室で休んで改めて考えたら、「私が引いたらいいだけ……」って思った。
それが、私から颯真に与えられる唯一の成長剤だったから。
だから、その想いは無駄にしないで欲しい。
私の分まで、つむぎちゃんと幸せになって」
(宮浦)「先輩…………」
(真辺)「ごめんね?こんなとこまで呼び出しといて……」
(宮浦)「いえ……先輩のおかげで救われたことも多かったです。去年の卒業式の時も、一番緊張してたのは先輩だったはずなのに、自分の緊張をほぐしてくださって……今日の卒業式の時も、そのことを思い出して少し楽になりました……先輩は、自分の中で一番の先輩です」
(真辺)「っ……颯真、、、、、」
(宮浦)「その……あの日から、先輩の気持ちがよく分かってなかったんですけど、ようやく分かりました。お世話になった分、先輩の想いにしっかり応えます!!」
(真辺)「うん……ありがとう(泣)」
