明坂高校生徒会はこんなもんやで!

 (田辺)「2人でとりあえず、集計だけしました」
生徒会室では、公約の生徒会企画について話し合っていた。

(高橋)「一番多かったのは球技大会で、その次に百人一首が多かったです」
(宮浦)「2人ともありがとう。まぁ、そこら辺になってくるよな」
(田辺)「でも、うちの学校に百人一首大量にありましたっけ?」
(松原)「確かあったはずですけど……」
(宮浦)「それは先生に聞かんと分からんな」
(高橋)「それで――」

それから会議は進み、あとは書類の作成だけになっていた。

(田辺)「ちょっとお手洗いにだけ行ってきます」
(宮浦)「はいよー」
「「「……」」」
(高橋)「先輩方って、仲良いんですね」
「「……え?」」
(宮浦)「ど……どうしたん?急に」
(松原)「……どうして、そう思ったんですか?」
(高橋)「いえ、なんだか距離が近いなぁって……資料足りないならコピーしますよ?」
「「あっ……」」
(宮浦)「……ありがとう、大丈夫やで」
(高橋)「……?そうですか……」
(田辺)「戻りましたー」
(宮浦)「あっ……おかえり」
(松原)「……資料借りても良いですか?」
(宮浦)「あっ、うんいいよ」

(距離、近かった……)

松原は画面の反射に映る自分の顔を見た。

(あか……くないよね?)

(田辺)「お腹すきません?」
(宮浦)「…………もしかして早弁した?」
(田辺)「はい!!」
(宮浦)「……やっぱりな」
(高橋)「もうちょっと計画性持って食べたら良いのに……」
(田辺)「計画立てても、普通にお腹すくで?」
(宮浦)「……優斗らしいわ」
(田辺)「先輩らもそうじゃないですか?」
(宮浦)「いや、俺が少食なん知ってるやろ」
(松原)「……私も、間食はあまりしないですね」
(高橋)「ほら、優斗だけやって」
(田辺)「宮浦先輩も中学の時は、少食じゃなかったじゃないですか」
(宮浦)「それは、運動部やったからや。それでも優斗よりかは食べてないで」
(田辺)「先輩までも見捨てないでくださいよ」
(高橋)「はよしやな、帰る時間どんどん遅なんで」
(田辺)「……ごめん」

その後資料を作成した生徒会は、片付けを始めていた。

(宮浦)「田中先生には渡しとくわ。ありがとう、集計してくれて助かったわ」
「「はい」」

高橋と田辺が生徒会室を出るのを待ち、宮浦も帰る支度をしていた。

(宮浦)「……帰らんの?」
(松原)「……ううん、髪ととえてるだけだよ」
(宮浦)「……生徒会企画の時も頼りにしてる」
(松原)「颯真くんも……頼りにしてる」