明坂高校生徒会はこんなもんやで!

 (このお土産どうしよ……)
修学旅行から帰宅をした3日後、松原はいつも通り早く来ていた。

(……颯真くんなら早く来るからその時に渡そう)

(クラスメイト5)「おはよー。松原さんはや」
(松原)「あっ……おはようございます。いつもの癖で……」
(クラスメイト5)「あっ、そうなんや」

(あの人なら、他のクラスに行くはずだから……きっと大丈夫)

(クラスメイト5)「もしもし?うん、学校着いてる」

(よし、この間に颯真くんが……)

(森田)「おはよー。松原さん早くない?」
(松原)「……おはようございます。いつもの癖で」

(なんで、こんな時に限って早く来る人多いの……)

(宮浦)「おはよー。2人とも早ない?」
(森田)「だって今日小テストやん」
(松原)「……そうでしたね」
(宮浦)「まぁ、あれムズいか」
(森田)「あれは小テストに出していい難易度じゃない」
(宮浦)「まぁ、気持ちは分かるけども(笑)」

(タイミングが悪いって……もう朝は渡せない……)

結局、放課後になっていた。

(結局、放課後になっちゃった……)
(……呼び止めよう)

(宮浦)「またあし――」
(松原)「(ちょっといい?)」
(宮浦)「(どうしたん?)」
(松原)「(……ちょっとだけ残れる?)」
(宮浦)「(うん……ええけど)」

(……よし、誰も居ない)

(松原)「……ごめんね、待ってもらって」
(宮浦)「全然用事もなかったからええよ」
(松原)「その……あの……」
(宮浦)「……」
(松原)「これ……」
(宮浦)「これって……」
(松原)「うん……東京で買ったの。その……颯真くんにって思って……」
(宮浦)「え……ありがとう。わざわざ」
(松原)「ううん……たまたま見つけたから……じゃあまた明日」
(宮浦)「え、あっ、また明日……」

良かった……渡せた。
朝はもうダメかもって思ったけど……
……背中押してくれてありがとう、彩葉。
……使ってくれるといいな。
私が、使ってるように。

(え……?何が起きた?)
(俺に?つむぎが?)
(……そういえば中身確認してなかった)
(これは……『スカイツリー型のしおり』と『すみれの香水』……)