(私じゃ、あかんの……)
様子を見に行った松原だったが、本部席の方へ戻っていた。
(心配して損した……)
(……いや、別に気にしてないし)
そう思いながら本部席に座っていると――
「生徒会の人も片付け手伝ってー」
(松原)「あ、はーい」
(助かった……今、生徒会の誰かに見られてたら不審がられてた……)
(……あんなに優しくしてくれたのに。なんで、他の人の名前なんか出すのよ……)
(生徒指導部)「えー、今から50分間、昼休憩を取ります。くれぐれもトイレを除く校舎内には入らないように」
そんな放送が流れ、宮浦は慌てて食事を取りに行こうとしていた。
(ヤベっ、長居しすぎた)
(……うん?なんかメッセージ来た)
げっ……親からやん。
「さっき一緒に走ってた子、颯真の好きな人?」
「余計なお世話」
まーた沖縄の時みたいなこと言ってるやん。
…………図星やけどさ。
なんか今日、ずっと親に翻弄されてる気がする……
(颯真くんってそんな頼りないかな……)
私が頼りなさすぎるだけ?いやいや、優しいに決まってる。
でも悩んでそうだったし………………。
でもでも、大玉の時もエスコー…………作戦を率先して考えてくれてたし。
挨拶してる時も……その……かっこよかったし……
(森田)「松原さん大丈夫?」
(松原)「あっ、え?……大丈夫ですよ?」
(森田)「いや、顔赤いけど……熱中症じゃない?」
(松原)「そんな赤いですか?」
(森田)「うん、心配になるくらいには……」
(松原)「さっきまで片付けしてたので、それかと……」
(森田)「なら良いけど……」
(え……?私、そんな顔赤くなってた!?)
(全然気づかなかった……え?もしかして他の人にも気付かれてる!?)
そう思い、辺りを何周か見渡す。
(…………良かった。気付いてはなさそう)
(うん……?あれは颯真くん!?)
(クラスメイト1)「あっ、颯真どこ行ってたん?」
(宮浦)「ちょっと水道で顔洗ってた。熱中症なったらあかんし」
(クラスメイト1)「生徒会も忙しそうやもんな〜」
そんな会話をしながら、松原の横を通り過ぎる。
(宮浦)「一緒に食べていい?」
(クラスメイト1)「全然ええよ。逆に待ってたくらい」
(宮浦)「どういうことやねん(笑)」
(……やっべー、横振り向けねぇー)
(気まず過ぎやろ……全然気付かんかった……)
(クラスメイト1)「そういえばさ、颯真って運動苦手やったっけ?」
(宮浦)「んー?まぁ、苦手といえば苦手やけど、運動全般ではないな」
(クラスメイト1)「例えばどんなんが好きなん?」
(宮浦)「やっぱ、テニスは好きやな。中学でやってたし。まぁ、ラケット競技は比較的好きよ」
(クラスメイト1)「へー、意外やわ」
(宮浦)「なんでよ(笑)体育ずっとラケット競技選んでるやん」
(クラスメイト1)「確かにそうやったわ(笑)なんかずーっと一緒のやつ選ぶなぁ〜としか思ってなかった(笑)」
(宮浦)「確かにずっと一緒やな(笑)」
(運動苦手なんだ……でも、大玉の時……)
(クラスメイト1)「大玉の時もそうやったけど、ラケット競技が好きなんじゃなくて、ボール系が好きなんじゃないの?」
(宮浦)「いやいや、サッカーとかバスケとか苦手やで?しかも、大玉の時は、ただただ走ってただけやから……」
(クラスメイト1)「ペアのおかげってこと?」
(宮浦)「そういうこと。ラケット競技で走るのは良いけど、それ以外で走るのはどうも好きになれんわ」
(えっ……?私のおかげ?いやいや、そんなことある?)
(宮浦)「仕事あるから行ってくるわ〜」
(クラスメイト1)「オッケー、頑張って〜」
宮浦は、テントから足を踏み出し、本部席の方へ向かっていった。
(ふう、この後走ることないから良いわ)
(正直、体育祭はずっとこういう裏方の仕事だけしときたい……)
(…………うん?横に誰かおったよな……あっ!?つむぎおったやん!?めちゃくちゃ気まずいこと言ってもうた……)
(……でも、私を頼ってくれたってことだよね)
様子を見に行った松原だったが、本部席の方へ戻っていた。
(心配して損した……)
(……いや、別に気にしてないし)
そう思いながら本部席に座っていると――
「生徒会の人も片付け手伝ってー」
(松原)「あ、はーい」
(助かった……今、生徒会の誰かに見られてたら不審がられてた……)
(……あんなに優しくしてくれたのに。なんで、他の人の名前なんか出すのよ……)
(生徒指導部)「えー、今から50分間、昼休憩を取ります。くれぐれもトイレを除く校舎内には入らないように」
そんな放送が流れ、宮浦は慌てて食事を取りに行こうとしていた。
(ヤベっ、長居しすぎた)
(……うん?なんかメッセージ来た)
げっ……親からやん。
「さっき一緒に走ってた子、颯真の好きな人?」
「余計なお世話」
まーた沖縄の時みたいなこと言ってるやん。
…………図星やけどさ。
なんか今日、ずっと親に翻弄されてる気がする……
(颯真くんってそんな頼りないかな……)
私が頼りなさすぎるだけ?いやいや、優しいに決まってる。
でも悩んでそうだったし………………。
でもでも、大玉の時もエスコー…………作戦を率先して考えてくれてたし。
挨拶してる時も……その……かっこよかったし……
(森田)「松原さん大丈夫?」
(松原)「あっ、え?……大丈夫ですよ?」
(森田)「いや、顔赤いけど……熱中症じゃない?」
(松原)「そんな赤いですか?」
(森田)「うん、心配になるくらいには……」
(松原)「さっきまで片付けしてたので、それかと……」
(森田)「なら良いけど……」
(え……?私、そんな顔赤くなってた!?)
(全然気づかなかった……え?もしかして他の人にも気付かれてる!?)
そう思い、辺りを何周か見渡す。
(…………良かった。気付いてはなさそう)
(うん……?あれは颯真くん!?)
(クラスメイト1)「あっ、颯真どこ行ってたん?」
(宮浦)「ちょっと水道で顔洗ってた。熱中症なったらあかんし」
(クラスメイト1)「生徒会も忙しそうやもんな〜」
そんな会話をしながら、松原の横を通り過ぎる。
(宮浦)「一緒に食べていい?」
(クラスメイト1)「全然ええよ。逆に待ってたくらい」
(宮浦)「どういうことやねん(笑)」
(……やっべー、横振り向けねぇー)
(気まず過ぎやろ……全然気付かんかった……)
(クラスメイト1)「そういえばさ、颯真って運動苦手やったっけ?」
(宮浦)「んー?まぁ、苦手といえば苦手やけど、運動全般ではないな」
(クラスメイト1)「例えばどんなんが好きなん?」
(宮浦)「やっぱ、テニスは好きやな。中学でやってたし。まぁ、ラケット競技は比較的好きよ」
(クラスメイト1)「へー、意外やわ」
(宮浦)「なんでよ(笑)体育ずっとラケット競技選んでるやん」
(クラスメイト1)「確かにそうやったわ(笑)なんかずーっと一緒のやつ選ぶなぁ〜としか思ってなかった(笑)」
(宮浦)「確かにずっと一緒やな(笑)」
(運動苦手なんだ……でも、大玉の時……)
(クラスメイト1)「大玉の時もそうやったけど、ラケット競技が好きなんじゃなくて、ボール系が好きなんじゃないの?」
(宮浦)「いやいや、サッカーとかバスケとか苦手やで?しかも、大玉の時は、ただただ走ってただけやから……」
(クラスメイト1)「ペアのおかげってこと?」
(宮浦)「そういうこと。ラケット競技で走るのは良いけど、それ以外で走るのはどうも好きになれんわ」
(えっ……?私のおかげ?いやいや、そんなことある?)
(宮浦)「仕事あるから行ってくるわ〜」
(クラスメイト1)「オッケー、頑張って〜」
宮浦は、テントから足を踏み出し、本部席の方へ向かっていった。
(ふう、この後走ることないから良いわ)
(正直、体育祭はずっとこういう裏方の仕事だけしときたい……)
(…………うん?横に誰かおったよな……あっ!?つむぎおったやん!?めちゃくちゃ気まずいこと言ってもうた……)
(……でも、私を頼ってくれたってことだよね)
