(……よし、今なら誘える!)
昼食を食べ終えた宮浦・松原は、教室前で交代の同級生を待っていた。
宮浦は誰にも気付かれないように深呼吸をし、松原に小声で囁く
(宮浦)「……2日目さ、一緒に――」
――その瞬間、廊下の奥から声がかかった。
(真辺)「颯真とつむぎちゃんー」
(松原)「どうしました?」
(真辺)「田中先生が生徒会室に来てほしいって」
(宮浦)「……あっ、そうなんですね」
(真辺)「どうしたん?」
(宮浦)「あっ、いやその、引き継ぎとか審査とか大丈夫かなぁって思って……」
(真辺)「審査は大丈夫ちゃう?終わるまでにすればいいし」
(松原)「引き継ぎもクラスメイトに任せましょう」
(宮浦)「……せやね」
合流した3人は、田辺も呼びに行き、生徒会室に集まっていた。
(田中先生)「――ってことを伝えたかってん。わざわざごめんな、楽しんでるとこ」
連絡事項も終わり、真辺は藤島と合流し、田辺は仕事へ、宮浦と松原は審査に向かおうとしていた。
(ここで誘えるか……?)
(松原)「……じゃあ、行こっか」
(宮浦)「あっ……うん……」
(うーん...うーん?????えっ、今、口調違うくなかった?気のせいか……?)
(松原)「……どうする?」
(気のせいじゃなかったーーーーー)
(松原)「……この階だと、1年3組が近いと思うけど――」
(えっ?なんで?さっきまで敬語やったやん。どした急に)
(松原)「大丈夫?」
(宮浦)「あっ、ごめん。考え事してた……」
(タメ口で話しちゃったーーー♡)
松原は、宮浦が軽く動揺している脇で、思わず微笑んだ。
(めちゃくちゃ緊張した……)
(タメ口使ったの小学生以来かも……)
(宮浦)「……まずは1年3組か」
(松原)「……そうだね」
(よし、一旦なかったことにしよ。考え事は仕事終わってからや)
(宮浦)「あっ、優斗やん」
(田辺)「あっ、先輩方審査ですか?」
(宮浦)「そうそう」
(田辺)「意外と早かったですね。開店したばっかりなんですよ」
(松原)「そうなんですね」
(…………口調戻ってね?)
(え……?思考が追いつかん……)
(…………あかんあかん。仕事に集中)
(宮浦)「……入れそう?」
(田辺)「はい、入れますよ」
(松原)「じゃあ、行きましょうか」
(宮浦)「うん」
(田辺)「2名様ご案内でーす」
(宮浦)「居酒屋か!?」
1年3組の審査を終えた2人は、その後も1年生の出し物を審査をしていった。
そして早めに終わった2人は、今から回る時間は流石になかったため、協議会場の前で待っていた。
(宮浦)「……どこもいい出し物やったな。決めにくいわ(笑)」
(松原)「……そうだね。私的には1年3組の、『居酒屋風お化け屋敷』が良かったと思う」
(宮浦)「確かにあれは、斬新なアイディアやったと思うわ(笑)」
(……また口調戻ってる)
(仕事中は違うってことか……?)
(いやいや、それやったら生徒会室のは何やったんや?)
(松原)「……さっきから、心ここにあらずって感じだけど大丈夫?」
――すると、2人の背後に1人の気配があった。
(真辺)「……ばぁ!!」
(宮浦)「うわー!!びっくりした……」
(松原)「きゃっ!!……真辺先輩ですか」
松原は思わず、宮浦に飛びつきそうになったが、ぐっとこらえ、その場でビクッとするだけであった。
(真辺)「ドッキリ大成功!!」
(宮浦)「心臓に悪いっすよ……先輩」
(真辺)「ごめんて。つむぎちゃんは気付いてると思ってたわ」
(松原)「私も宮浦くんと同じ方向に向いていたので、気付きませんでした……」
(真辺)「にしても2人早すぎひん?」
(宮浦)「審査自体は早く終わったんですけど、回る時間は流石になかったんで……」
(真辺)「そうなんや」
しばらく待った後、鍵を持った先生が教室を開け、全員が揃ってから会議が始まった。
とは言っても、会議自体はスムーズに進んだ。
(真辺)「いやーお疲れ様」
「「お疲れ様でした」」
(宮浦)「先輩、めちゃくちゃ自分たちのを推してくれてましたね(笑)」
(真辺)「どこも良かってんけど、やっぱり景品ありってのがね(笑)」
(松原)「完全に穂乃果さんの予想通りでしたね(笑)」
(真辺)「……あはは、手の上で踊ろされてたか」
そんな雑談をしながら、廊下を進み、それぞれの教室へ戻っていった。
(宮浦)「会議ってあんなスムーズに進んもんなんやな」
(松原)「ほとんどの意見が一致してからじゃない?」
(……そうだよね、タメ口になるよね)
(ガチでどういうことや……?)
(あかん、分からん……)
(松原)「じゃあ、また明日」
(宮浦)「……また明日」
そういい、先に松原が教室を出た。
(……何があった?)
仕事中は敬語で、それ以外は……タメ口…………うん?
でも、さっき真辺先輩が来た時は…………
昼食を食べ終えた宮浦・松原は、教室前で交代の同級生を待っていた。
宮浦は誰にも気付かれないように深呼吸をし、松原に小声で囁く
(宮浦)「……2日目さ、一緒に――」
――その瞬間、廊下の奥から声がかかった。
(真辺)「颯真とつむぎちゃんー」
(松原)「どうしました?」
(真辺)「田中先生が生徒会室に来てほしいって」
(宮浦)「……あっ、そうなんですね」
(真辺)「どうしたん?」
(宮浦)「あっ、いやその、引き継ぎとか審査とか大丈夫かなぁって思って……」
(真辺)「審査は大丈夫ちゃう?終わるまでにすればいいし」
(松原)「引き継ぎもクラスメイトに任せましょう」
(宮浦)「……せやね」
合流した3人は、田辺も呼びに行き、生徒会室に集まっていた。
(田中先生)「――ってことを伝えたかってん。わざわざごめんな、楽しんでるとこ」
連絡事項も終わり、真辺は藤島と合流し、田辺は仕事へ、宮浦と松原は審査に向かおうとしていた。
(ここで誘えるか……?)
(松原)「……じゃあ、行こっか」
(宮浦)「あっ……うん……」
(うーん...うーん?????えっ、今、口調違うくなかった?気のせいか……?)
(松原)「……どうする?」
(気のせいじゃなかったーーーーー)
(松原)「……この階だと、1年3組が近いと思うけど――」
(えっ?なんで?さっきまで敬語やったやん。どした急に)
(松原)「大丈夫?」
(宮浦)「あっ、ごめん。考え事してた……」
(タメ口で話しちゃったーーー♡)
松原は、宮浦が軽く動揺している脇で、思わず微笑んだ。
(めちゃくちゃ緊張した……)
(タメ口使ったの小学生以来かも……)
(宮浦)「……まずは1年3組か」
(松原)「……そうだね」
(よし、一旦なかったことにしよ。考え事は仕事終わってからや)
(宮浦)「あっ、優斗やん」
(田辺)「あっ、先輩方審査ですか?」
(宮浦)「そうそう」
(田辺)「意外と早かったですね。開店したばっかりなんですよ」
(松原)「そうなんですね」
(…………口調戻ってね?)
(え……?思考が追いつかん……)
(…………あかんあかん。仕事に集中)
(宮浦)「……入れそう?」
(田辺)「はい、入れますよ」
(松原)「じゃあ、行きましょうか」
(宮浦)「うん」
(田辺)「2名様ご案内でーす」
(宮浦)「居酒屋か!?」
1年3組の審査を終えた2人は、その後も1年生の出し物を審査をしていった。
そして早めに終わった2人は、今から回る時間は流石になかったため、協議会場の前で待っていた。
(宮浦)「……どこもいい出し物やったな。決めにくいわ(笑)」
(松原)「……そうだね。私的には1年3組の、『居酒屋風お化け屋敷』が良かったと思う」
(宮浦)「確かにあれは、斬新なアイディアやったと思うわ(笑)」
(……また口調戻ってる)
(仕事中は違うってことか……?)
(いやいや、それやったら生徒会室のは何やったんや?)
(松原)「……さっきから、心ここにあらずって感じだけど大丈夫?」
――すると、2人の背後に1人の気配があった。
(真辺)「……ばぁ!!」
(宮浦)「うわー!!びっくりした……」
(松原)「きゃっ!!……真辺先輩ですか」
松原は思わず、宮浦に飛びつきそうになったが、ぐっとこらえ、その場でビクッとするだけであった。
(真辺)「ドッキリ大成功!!」
(宮浦)「心臓に悪いっすよ……先輩」
(真辺)「ごめんて。つむぎちゃんは気付いてると思ってたわ」
(松原)「私も宮浦くんと同じ方向に向いていたので、気付きませんでした……」
(真辺)「にしても2人早すぎひん?」
(宮浦)「審査自体は早く終わったんですけど、回る時間は流石になかったんで……」
(真辺)「そうなんや」
しばらく待った後、鍵を持った先生が教室を開け、全員が揃ってから会議が始まった。
とは言っても、会議自体はスムーズに進んだ。
(真辺)「いやーお疲れ様」
「「お疲れ様でした」」
(宮浦)「先輩、めちゃくちゃ自分たちのを推してくれてましたね(笑)」
(真辺)「どこも良かってんけど、やっぱり景品ありってのがね(笑)」
(松原)「完全に穂乃果さんの予想通りでしたね(笑)」
(真辺)「……あはは、手の上で踊ろされてたか」
そんな雑談をしながら、廊下を進み、それぞれの教室へ戻っていった。
(宮浦)「会議ってあんなスムーズに進んもんなんやな」
(松原)「ほとんどの意見が一致してからじゃない?」
(……そうだよね、タメ口になるよね)
(ガチでどういうことや……?)
(あかん、分からん……)
(松原)「じゃあ、また明日」
(宮浦)「……また明日」
そういい、先に松原が教室を出た。
(……何があった?)
仕事中は敬語で、それ以外は……タメ口…………うん?
でも、さっき真辺先輩が来た時は…………
