明坂高校生徒会はこんなもんやで!

 (楽しかったな〜)

沖縄旅行から帰ってきた1週間後、生徒会の仕事のために、登校していた。

久しぶりの学校やな。
……いうてか?……え、前来たんいつやったっけ?
…………1週間とちょっとか。全然久しぶりって言える期間ちゃうやん。
でもなんかこの1週間長く感じたような気がせんくもない。
勉強三昧やったからかな……?沖縄ロス……か?
まぁなんでもええや。考えたら負けな気がする。
というか、生徒会全員来てるかな?
出来れば今日中に渡したい……

宮浦はそんなことを考えながら、生徒会室に入った。

(宮浦)「あれ?今日は早いんやな」
(田辺)「部活が早めに終わったんで」
(宮浦)「そうなんやな。……あっそうそう、これ沖縄のお土産」
(田辺)「え!?ありがとうございます!!」
(宮浦)「ちゃんと食べもんにしといたで(笑)」
(田辺)「ソーキそば、1回は食べてみたいと思ってたんですよ(嬉)」

(こんなに喜んでくれるとうれしいな)

(真辺)「2人とも早いな」
(宮浦)「いつもよりは遅めですけどね」
(田辺)「部活が早く終わったんで」
(宮浦)「真辺先輩にもお土産買ってきたんですよ」
(真辺)「ありがとう(嬉)どこ行ってきたん?」
(宮浦)「沖縄です」
(真辺)「へーそうなんや。文房具セットや、かわいい(嬉)」

(良かった……野暮かなって思ったけど、予想以上に喜んでくれてそう)

(真辺)「……あっ、そうそう私個人宛につむぎちゃんから休むって来てた」
(田辺)「松原先輩が休むなんて珍しいですね」
(真辺)「病院行くかららしい」
(宮浦)「しゃぁないですね。……うん?」
(真辺)「どした?」
(宮浦)「あっ、いや何でもないです」

(……なんやろ。ちょっとだけ引っかかる)

(田辺)「今日は、開会式の予行と当日の流れ確認でしたっけ」
(宮浦)「そうやね。田中先生が来るはずなんやけど……」
(真辺)「あと文化祭実行委員長も来るはずやで」
(田辺)「……2人とも来てないんですけど」
(真辺)「ギリギリやろね」

数分後、田中先生・文化祭実行委員長が生徒会室に入ってきた。

(田中先生)「今日はギリセーフ?」
(真辺)「ギリギリかな。ふじっちはいつも通りやな」
(藤島爽花《ふじしまさやか》)「普通に寝坊した」
(田中先生)「じゃあ体育館行くか」
(宮浦)「……生徒会室に集めた意味ありました?」
(田中先生)「……あっ、確かに」

松原を除く全員が揃ったことを確認し、体育館へ向かった。

(宮浦)「だいぶ会場出来てきてる」
(田中先生)「先生たちで頑張った。んで流れなんやけど、校長先生の挨拶の後に実行委員長、生徒会長の順番で挨拶してもらって、各クラスのアピールの後に生徒会企画のアピールって流れになってる」

実行委員長の挨拶が終わり、次に壇上に上がったのは宮浦であった。その他の生徒会メンバーは、本番の生徒役として正面にいた。

(宮浦)「生徒会長の宮浦颯真です。今日は待ちに待った文化祭です。ルールを守って……えー、……楽しみましょう!!」

挨拶が終わった宮浦は、企画アピールの練習のために、壇上の端に捌けていった。

(宮浦)「途中で頭が真っ白になっちゃった……」
(真辺)「ちゃんとフォロー出来てたやん」
(田辺)「えっ?失敗してました?」
(宮浦)「途中で止まったやん、そこ」

(真辺先輩はよく分かってくれてるな
……田辺が気づかなさ過ぎるだけな気もするけど)

その後に生徒会企画のアピールも終え、委員長を除く全員が生徒会室へ戻った。

(田中先生)「本番の仕事は、夏休み前に相談した通りなんやけど、追加の仕事が入ってん」
(宮浦)「軽いですよね?」
(田中先生)「うん、他の仕事と被らんし大丈夫やと思うよ」
(真辺)「で、内容はなんなん?」
(田中先生)「審査に協力して欲しいって言われてて、1年生は3年生のを、2年生は1年生のを、3年生は2年生のを審査するねんやんか、それを生徒会にも協力して欲しいって」
(田辺)「それ不正できません?」
(田中先生)「いや、実際どこが良かったとかは話し合いで決めるからそこは大丈夫。それを伝えたかっただけ」

今日の仕事が終わった生徒会は、帰路に着いた。

(仕事増えたな……)

……これって1人なんかな?
やとしたら、ただただ仕事が増えただけになるやん……
…………そもそも仕事に私情持ち込むのはどうなんや?

あー……分からん。

……それ言い出したら買い出しの時もアウトじゃね?