明坂高校生徒会はこんなもんやで!

 (何か忘れてる気がする……)

買い出しを終えた、宮浦はそんな気持ちを抱えたまま、テープにより下書きされた教室で涼んでいた。

(本格的に装飾したらもっと違うんやろなぁ〜………………あっ!?誘えてない!!)

夏休みの決意。
完全に忘れていた――

(やっべー……完全にミスった……次に学校に来るの8月だけやん……いや遅いなぁ……)

(森田)「なんか百均のレシートが2つあるけど……どうしたん?1つは買ってるの袋だけやし」
(宮浦)「ああ、袋が1つ破けてさ。それのために買った」
(松原)「さっき先生に確認したら、経費にしていいって言ってました。何かに使えるんじゃないですかね……」
(森田)「じゃあ大丈夫か……小道具に使えるかな」
(クラスメイト2)「使えるんちゃう?というかやっぱり颯真1人やとヤバかったやん(笑)」
(宮浦)「確かに(笑)つ……松原がいてくれて助かったわ」
(森田)「意外に早く終わったから先進めちゃう?」
(クラスメイト1)「ごめん。ここ3人友達に呼ばれてるから帰るわ」
(森田)「また8月〜」
「「「ばいばーい」」」
(森田)「……さて、颯真がんばって~。松原さんは会計よろしく!!」

クラスメイトを見送った途端、穂乃果が指示を飛ばしてきた。

(松原)「分かりました」
(宮浦)「……俺がするのは分かんねんけど、穂乃果は?」
(森田)「えっ……?私は指示役やからせんよ?というかさっき下書きしたし」
(宮浦)「えぇ……(困惑)」
(まぁ通常運転か……)

ツッコむ元気すら残ってなかった。

(ほんまにどうしよ…………なんの進展もないまま夏休み終わってまうやん…………)

(森田)「ちゃっちゃっと動く〜」
(宮浦)「なぁ穂乃果の別人格って女王様キャラ固定なん……?(困惑)」
(森田)「ん?日による」
(宮浦)「日によるってなに!?」
(森田)「まぁ読む本一日一日違うしねぇ〜」
(宮浦)「……影響受けやすいんやな。今に限った話ちゃうけど」
(森田)「そういう颯真も受けやすいやん」
(宮浦)「うっ……」
(森田)「わっかりやすいで」
(宮浦)「……自覚はしてる」
(松原)「手止めてたらまた言われますよ(笑)」
(森田)「ちゃっちゃっと動く〜」
(宮浦)「うーん、デジャブ」

気づけば16時を回っていた。

(森田)「お疲れ〜」
(松原)「お疲れ様でした」

松原は家の用事があるため、2人よりも先に帰った。

(宮浦)「最後まで動かんかったな」
(森田)「だ・か・ら、指示役って言ってたやん」
(宮浦)「認めたつもりはないねんけどなぁ〜」
(森田)「私はか弱い女の子だから♡」
(宮浦)「か弱い……?」
(森田)「何か文句でも?」
(宮浦)「イエナニモアリマセン…………お手洗い行くから先帰っといて〜」
(森田)「また8月に会おう(キリッ)」
(宮浦)「はいはい、また8月〜」

(はぁ……完全にミスった……)

どうしよ……ガチでメッセージで誘うか?

…………いや、辞めとこう。

次なる作戦を考えよう。
どうにか気さくに話しかけようと思えば出来るようなったし……文化祭を一緒に回るか?仕事は多いけど、どうにかなる量ではあるし……
とりあえず夏休みは準備期間として、文化祭が本番やな。
…………念のためバックアップも考えとくか。今日みたいなこともあり得るしな。
って言っても、バックアップか……
文化祭で接触するのは生徒会とクラスの仕事だけやしな………………
出来るだけ同じ仕事にさせてもらうか?
バレる可能性もあるけど……あとそんなうまくいくか分からんけど……
………………一旦置いとくか。
だいぶ疲れてるやろうし……旅行前に知恵熱出て行けませんとかブチギレ案件やしな……

――というかあれは本心だったんかな……?

……結局結論も出せずに終わったなぁ。一旦整理するかぁ