終業式から数日経ったある日、生徒会は夏休み前に言われていた通り、仕事のために学校へ集まっていた。
(田辺)「なんか夏休みって感じがしないっすね」
(宮浦)「やることは変わらんしな」
(真辺)「唯一変わってんのは校舎が静かってことちゃう」
そんな雑談をしながら、生徒会は着々と仕事をこなしていた。
外から聞こえてくるのは部活動の声だけであった。
(田辺)「もう十時ですね」
(松原)「時間が経つのは早いですね」
(宮浦)「もうそんな経ってたんや」
(真辺)「あとちょっとやし、昼前には終わりそうやね」
(宮浦)「そうですね。この後から仕事が増えないといいですけど――」
(田辺)「それフラグじゃないですか(笑)」
(真辺)「そんな奇跡起こらんやろ(笑)」
そんな笑い話も程々に残りの仕事を、終わらせていった。
(田辺)「じゃあ僕は部活行ってきます」
(真辺)「私も塾あるから帰るわー」
(宮浦)「お疲れ様でした!」
(松原)「お疲れ様でした」
生徒会室に残った二人は、後片付けや書類の最終確認をしていた。
やがて、全ての仕事を終えた二人は、自身の身支度をし始めた。
身支度もあらかた終えたあと、聞き馴染みのある足音が聞こえてきた。
(田中先生)「ごめん。ちょっといい?」
――生徒会担当の田中先生だ。
宮浦は何かを察知したようにこう尋ねた。
(宮浦)「もしかして、追加の仕事ですか?」
(田中先生)「せやねん。オープンキャンパスで使う動画を撮らせてほしくて」
(松原)「今日ですか?」
(田中先生)「いや、別日でええねんけど――」
(宮浦)「良かった。今日だと思ってました」
(松原)「私もです。少し構えてました」
(田中先生)「とりあえず、他の二人にも伝達よろしく」
(宮浦・松原)「はい」
田中先生が生徒会室を出ていくと、室内には再び静けさが戻った。
二人は特に言葉を交わすこともなく、鞄を持って席を立つ。
ただ、それだけの時間だった。
そして、二人が帰った校舎は、静けさに包まれていた。
人の気配が消えた校舎は、少しだけ広く、少しだけ寂しい。
遠くから、部活動の掛け声が聞こえてくる。
夏の空気に混じったその声は、そんな寂しさを否定するかのように響いていた。
(田辺)「なんか夏休みって感じがしないっすね」
(宮浦)「やることは変わらんしな」
(真辺)「唯一変わってんのは校舎が静かってことちゃう」
そんな雑談をしながら、生徒会は着々と仕事をこなしていた。
外から聞こえてくるのは部活動の声だけであった。
(田辺)「もう十時ですね」
(松原)「時間が経つのは早いですね」
(宮浦)「もうそんな経ってたんや」
(真辺)「あとちょっとやし、昼前には終わりそうやね」
(宮浦)「そうですね。この後から仕事が増えないといいですけど――」
(田辺)「それフラグじゃないですか(笑)」
(真辺)「そんな奇跡起こらんやろ(笑)」
そんな笑い話も程々に残りの仕事を、終わらせていった。
(田辺)「じゃあ僕は部活行ってきます」
(真辺)「私も塾あるから帰るわー」
(宮浦)「お疲れ様でした!」
(松原)「お疲れ様でした」
生徒会室に残った二人は、後片付けや書類の最終確認をしていた。
やがて、全ての仕事を終えた二人は、自身の身支度をし始めた。
身支度もあらかた終えたあと、聞き馴染みのある足音が聞こえてきた。
(田中先生)「ごめん。ちょっといい?」
――生徒会担当の田中先生だ。
宮浦は何かを察知したようにこう尋ねた。
(宮浦)「もしかして、追加の仕事ですか?」
(田中先生)「せやねん。オープンキャンパスで使う動画を撮らせてほしくて」
(松原)「今日ですか?」
(田中先生)「いや、別日でええねんけど――」
(宮浦)「良かった。今日だと思ってました」
(松原)「私もです。少し構えてました」
(田中先生)「とりあえず、他の二人にも伝達よろしく」
(宮浦・松原)「はい」
田中先生が生徒会室を出ていくと、室内には再び静けさが戻った。
二人は特に言葉を交わすこともなく、鞄を持って席を立つ。
ただ、それだけの時間だった。
そして、二人が帰った校舎は、静けさに包まれていた。
人の気配が消えた校舎は、少しだけ広く、少しだけ寂しい。
遠くから、部活動の掛け声が聞こえてくる。
夏の空気に混じったその声は、そんな寂しさを否定するかのように響いていた。
