これからのことに不安を抱きつつ、ふとなぜ男装をしなくちゃいけないのかという疑問が頭をよぎった。 そんな私を見透かしたように母は——— 「丁度開催するルナプロのオーディションがたまたま男の子のオーディションだったってだけよ。」 え、それだけ、、、? 「それに書類審査は通過したから、どっちにしろ拒否権はないわ。」 そ、そんな……。 今まで押さえていた感情がついに臨界点を超え、 バタンッ—————————— 頭がパニックになってしまい倒れるほかなかった。