お母さん余計なこと言わないで!
「デレてみてよ、茉桜」
「嫌」
なんでよりによって家族の前で!
「デレの時知らないの?」
「優しいのは知ってますよ。でも、デレとは違う気がします」
「茉桜も意固地ねぇ。絶対もう、煌牙くんのこと好きなくせに」
だから余計なことを!
言わないで!
「そろそろ茉桜がキレそうだわ」
お母さんは、ふふふと笑う。
笑い事じゃない!
「ご馳走様!」
食べ終わったから食卓から逃げる!
ソファに向かう。
「ご馳走さん、ああ…眠いわ。部屋行くね」
「ああ、茉桜パパさん、おやすみなさい」
「おう、おやすみ」
お父さんは自室に行った。
お母さんと煌牙も食べ終わって、お母さんが
「今日家帰りたくないでしょ、泊まっていったら?」
と、煌牙に提案してきた。
「いいんですか?…今日母親、仕事ないんで家いるから助かります」
「いいわよ。茉桜の隣の部屋、客人用ベッドあるから使ってね」
「ありがとうございます!」



