高校入学したら、軽そうな男の子と付き合うことになった。

もじもじしていると 、


「何がダメ?」

「お互いのこと、何も知らない…から?」

「そんなの付き合ってから知ればいい」

「それに…」

「それに?」


言うべきか迷った。

正直に不安な点を言うか。


「…軽いんだろうな、と」

「えー?まあそうか。そこは信じてもらうしかないな?」


煌牙くんは困った顔をした。


「とにかく俺、茉桜のこと好きになっちゃった!付き合お!」


今まで1人だけ彼氏がいた。

でも淡白だった。

手を繋ぐまでしかしたことない。

中学卒業と同時に自然消滅した。

だけど、彼はどうだ?

偏見でしかないけど、恋愛経験が豊富そうだ。

私は苦笑を浮かべながら、煌牙を見ていた。

そしたら煌牙は、私を急に抱き締めてきた。


「俺と一緒にいよ?」


身長は175cmあるかないかだ、私は完全にボフッというように彼の腕に収まった。

目立ちたくない。

注目されたくない。