高校入学したら、軽そうな男の子と付き合うことになった。


洗濯機の蓋を閉めて、リビングへ。


「多分、煌牙は愛着障害だよ」

「何それ」

「初対面の相手でも馴れ馴れしく話しかけたり、恋人に依存したりする症状。幼い頃からの家庭環境の複雑さから発症する。ネグレクトでしょ?泣いてる時に、抱き締めてもらったことないんじゃない」

「…ないね。泣くな!うるさい!って怒鳴られてた」

「感情の調整困難もあって、孤独感、不安、抑うつも併発する。学校のカウンセリング、検討した方がいいと思う。もしかしたら、精神科通うの提案されるかもね」

「精神科って高いイメージなんだけど…」

「自立支援ってのがあって、継続的な通院が必要だと診断されたら、お医者さんに診断書書いてもらって保健所に申請しに行く必要はあるけど、負担額が1割になる」

「詳しいね」

「…まあ」


将来、スクールカウンセラーの道進みたいから、福祉のことも調べようと、少し調べただけだ。

こんな所で知識が役立つと思わなかった。


「探してみる、良さげな精神科のクリニックとか病院」

「まあ、まずはスクールカウンセラーさんとか、相談室か保健室の先生に相談かな。私別に知識があるだけだから、専門的なことは分からないよ」