17歳で妊娠、まず危機管理能力が低い。
自分の子供が帰ってくるであろうタイミングで、男呼んでやってる、意味分からない。
産まなきゃ良かったって、親が1番言っちゃいけない言葉だ。
「クズはどっちだよ…母親じゃん」
私は呟いた。
段々腹が立ってきた。
なんで私の彼氏が、こんな泣きそうな顔で私の家いるの?
クズなのは母親で間違いない。
高飛車で、女嫌い。
こないだお邪魔した時に、早く帰れよ!って言われたのを思い出して更にイラッとした。
「ちょっと、煌牙の服洗濯機回してくる」
「一緒にいたい…行かないで」
「ついてくればいい」
一旦気持ちをリセットするために、洗濯だ!
ボタンを押す指に、力が入るのが分かる。
「茉桜?…なんか、怒ってる?」
「言っちゃ悪いけどクズすぎる、煌牙の母親」
「…父親もクズだよ。俺、父親の顔も素性も何も知らない。妊娠させただけさせて、逃げたらしい」
頭を抱えたくなった。
煌牙は多分愛着障害だ。
私にやたらめったら絡んでくるのは、愛に飢えていて、それでだ。
だとしたら…私である必要無い。
煌牙は寂しさ、つらさを紛らわしたいだけなんだ。
愛に飢えてるから、たまたま目が合った私と…。
「…私じゃなくて良かったんじゃないの」
「へ…?」



