高校入学したら、軽そうな男の子と付き合うことになった。


ということで、ダイニングの椅子に隣同士座った。

するとお母さんが尋ねてきた。


「2人ってさ、付き合ってどんくらいなの?」

「昨日付き合いました」

「昨日?!」

「茉桜ちゃんの瞳に吸い込まれて、こんな可愛い子逃すわけにいかない!って思って告白しました」

「面白い子ね」

「まだ、茉桜ちゃんには好かれてないみたいなんで、俺の片想いですけど」


両想いだよ。

そんなこと言えるはずもなく。


「えー茉桜、両想いでしょ」


さすが…。

さすが私を産んだだけある。


「じゃなきゃ、あんな必死に頼み込んでこないわよ」

「そうなの?茉桜」


私はぷいと苦い顔して、顔を背けた。


「うわー、茉桜誤魔化したー」


と、お母さん。


「あれ見たら、誰だってこういう対応になるでしょ」

「そう…かな」


誰にでも優しいだけだ。

好きなわけじゃない。

そう言い聞かせた。


それから煌牙は、学校帰りにうちに寄って、夕飯を食べるようになった。