今日は高校の入学式。
式が終わってから、教室に行った。
私の入った高校は、校則も制服も無くて、偏差値はそこそこ高いけれど、派手な髪色の生徒とかピアスをつけた生徒がいて、荒れてるように見える。
実際は荒れてないし、勉強はできる人達のはず。
でもがやがやしていて、友達作りに力を入れている生徒が沢山いる。
私も、香奈と美々という女の子と連絡先を交換した。
この2人は同じ中学校出身らしく、2人で仲良く身内ネタを話していた。
暇になった私は、なんとなく、教室内を見回した。
不意に、やや短髪で軽く茶髪に染めてる、結構イケメンな男子生徒と目が合った。
トクン、と胸が鳴った気がした。
初めての感覚で分からないけど、一目惚れってやつなのかな。
2~3秒見つめていたら、こちらにその彼はやって来た。
えっえっえっ、何?
平静を装いながらも、内心ドキドキしていた。
「ねえ、名前は?俺は煌牙!」
話しかけられると思っていなかった。
ぽかーんとしてしまった。
だけど、名前を聞かれたからには答えなきゃ。
「は…早咲茉桜、です」
「苗字まで言うのめっちゃ真面目!」



