私は去年仲良かった人と話すため毎朝他のクラスに行っていた。数少ないクラスを離れられる時間であり同時に責任から逃れられる時間でもあった。はじめは他の人が来ないので2人で話して、人が多くなってきたタイミングで自分の教室に帰るというのを繰り返していた。そんなときに私は運命的な出会いをした。いや、このときはまさかこの先こんなことになるとは思わなかった。毎朝教室に入ってくるのを見ていただけで言葉を交わすことは滅多になかったし名前も知らなかった。なんとも思わないであろういつもの朝。しかしこれが彼女との始まりだった。
