脳筋女子と家政婦男子

「愛璃…貴女の中学入学祝を兼ねて今日から我が家には家政婦兼愛璃(あいる)の徹底お嬢様計画実行役を雇うことにしたわ」

…へっっっ?

「ちょっとMother!?家政婦ならまだしもあっしのお嬢様計画実行役って何!?あっしは見た目も中身もバリバリのお嬢様じゃん!?」

「はぁ…見た目はともかく、中身は何をどう取ったら愛璃がお嬢様になるの…?」

「どこをどう取ってもお嬢様じゃん!?」
大変、あっしこと如月愛璃(きさらぎあいり)一世一代の危険が訪れてますっっっ

「愛璃、今回のことはお母さんの言う通りだ。自分のことを客観的に見てみなさい」

客観的にみる…つまり…

「オケ!今すぐ見てくるね!!」

鏡を見に行って全身を見ろってことでしょ!!
あっしがそう言ったとたん、Motherと父さんは一気に顔を見合わせ困ったような顔をする

「そういうところだ…愛璃、愛璃は脳筋すぎる…」

脳…筋…?確か脳筋って脳みそまで全部が筋肉でできていて力こそすべてだって思ってる人だよね…

それって…それって…

「まるっきりあっしじゃん!?」
思い返せばあっしは、幼い時からこの家の中に合ったジムで筋トレをして一日を始めていたし体力テストではいつも全国内でトップだったし…(いや、でも中学生になってからはちょっとずつ運動部の男子たちに抜かされていったんだよね…)体育だけ異様に成績が良かったしな…

「ねっ、自分でも気が付いたでしょう。自分の内面が如月家を継ぐ゛トップのお嬢様゛としてはかけ離れていることを」

うっ…そういわれるとなんも言えないな…

実は、あっしの将来の夢はわが如月家を継いでさらにこの家を大きくしていくことなのだ

元々如月家はとても大きな会社だった、でも段々とほかの会社も勢力を増して言って如月家の当初の勢いは落ちてしまっていた
だから、幼いころは何十人もいた家政婦も今じゃ0だ

「安心して、やってくるのは女の子よ。それもとびきり美少女でお作法も完璧」

うぇっ!美少女でしぐさも完璧とか無敵じゃん…

あっしはそんな子から色々教わるのか…