大嫌いな君。


「だってさあいつ5人くらい好きな子いるでしょ?!まじで意味わからん。1人に絞れよ」
堀川が嫌いな理由の一つがこいつにはまあ恐らくというかほぼ確定なのだが、好きな人が4人ほどいるということだ。
「まあまあ落ち着いて。分かるけど、」
朝からブルーな気持ちもあれなので内心まだモヤモヤを抱えたまま気分を変えて時間割を見たがそれも逆効果。
「げ、1時間目体育?しかもサッカー。終わってる」
私は運動神経がいい方でも悪い方でもなく普通。まあちょっといい方かもしれないためサッカー自体はそこまでなのだが、ここは田舎の中学で学年全体で65人程度。クラスメイトは31人。つまり同じチームになる可能性が限りなく高いのだ。
「はいはい着替え行くよー。」
「はーい。」
絵里香に連れられ渋々更衣室に向かう。着替えてグラウンドに出て準備をする。