「かなちゃんっ大きくなったら、僕とケッコンしてくれる?」 「うん!かな、―――くんとケッコンするっ」 色素の薄い大きな目。 抱きしめるとふわっと柔らかい、ちいさなからだ。 「ほんとう!?約束だよ!」 そう言って差し出された、白くて細い頼りない小指。 ひろい砂場と、すべりだい。 みんなが楽しそうに遊んでいる園庭の隅っこ。 指を絡めた瞬間、離れないようにきゅっと強く握られた。 大きな木の下で、わたしは君とやくそくしたの。 「うん、やくそく!」