* * *
――それから、時は流れて2年後の春。
⾬宮澄華は、上進隊の新⼈隊員が出席する⼊隊式に出ていた。
シワ⼀つ無いよう整えられたジャケットとカーゴパンツを⾝に着け、
両⼿には⿊いプロテクターと、利き⼿の⼈差し指にはサックが。
腰にはベルト型のホルスターが巻かれ、両脇には鞘。
そして背⾯には、レバーのついた⼩型の機械が取り付けられている。
……これが、上進隊隊員の標準隊服だ。
厳かな雰囲気に包まれた式典。
地下都市の鉄とコンクリートの匂い、乾いた空気、そして訓練で
鍛えられた多くの隊⼠たちの緊張感が胸をぎゅっと締め付ける。
周囲の新⼈たちも、顔を強張らせながら前を向いていた。
「今⽇ここに⽴つお前たちは、もう“地下の⼈間”ではない。
地上を取り戻すための戦⼠だ」
上官の声が低く響く。
⾔葉は簡潔だが、そこに込められた覚悟と厳しさは澄華の
全⾝を震わせた。
澄華は⼩さく息を整え、⽗の⾻を収めたネックレスを胸の奥で握りしめる。
――それから、時は流れて2年後の春。
⾬宮澄華は、上進隊の新⼈隊員が出席する⼊隊式に出ていた。
シワ⼀つ無いよう整えられたジャケットとカーゴパンツを⾝に着け、
両⼿には⿊いプロテクターと、利き⼿の⼈差し指にはサックが。
腰にはベルト型のホルスターが巻かれ、両脇には鞘。
そして背⾯には、レバーのついた⼩型の機械が取り付けられている。
……これが、上進隊隊員の標準隊服だ。
厳かな雰囲気に包まれた式典。
地下都市の鉄とコンクリートの匂い、乾いた空気、そして訓練で
鍛えられた多くの隊⼠たちの緊張感が胸をぎゅっと締め付ける。
周囲の新⼈たちも、顔を強張らせながら前を向いていた。
「今⽇ここに⽴つお前たちは、もう“地下の⼈間”ではない。
地上を取り戻すための戦⼠だ」
上官の声が低く響く。
⾔葉は簡潔だが、そこに込められた覚悟と厳しさは澄華の
全⾝を震わせた。
澄華は⼩さく息を整え、⽗の⾻を収めたネックレスを胸の奥で握りしめる。

