だが、それから丸⼀年が経過した、⽗の命⽇。
朝の光はいつもと変わらず差し込んでいたはずなのに、胸の中がざわついていた。
ふと、このままでいいのだろうか――という気持ちが、静かに、しかし確実に襲ってきたのだ。
⽗は、私に地上の話を聞かせてくれた。
⾃分の夢や、守りたいものの話をしてくれた。
地上を奪還して、いつか太陽の下で暮らす。
⽗が、叶えられなかった夢を、私は引き継がなくてはならない――
⾃然と握りしめた⼿に⼒が⼊り、胸の奥が熱くなる。
涙はまだ出なかったけれど、⼼の奥底で、何かが決意に変わった。
「……お⽗さん、私が……受け継ぐよ。」
その⼀⾔が、凛とした空気の中で⼩さく響いた。
まだ弱い、未熟な私だけれど、⽗の遺志を背負って、
歩き出さなければ ならない――そう、⼼の底から思った。

