机の中にしまっていた葉書を、ふらふらと取り出す。
もう覚えてしまった綴さまの住所。
『颯と、ずっと一緒にいたい』
近くの郵便局に葉書を入れる。
ああ、やってしまった。そんな感覚が否めない。
でも、これで私は颯と一緒にいられる……。
翌日、颯と一緒に帰る事ができた。私はとても幸せだ。
その時。
ぐさっ
お腹に痛みを感じた。刹那、刺されたと理解する。颯も顔を歪めている。
「貴方達は、物置にでも捨てておく。――永遠に」
くぐもった声だ。この声……
「麗……?」
「さあね。貴方に名乗る名前はない」
冷徹なその声を最期に、私は、颯とずっと一緒にいることになった。



