『春・夏・秋・冬~白い雪~』

背後からは、驚きの声があがり


声が俺に向かって飛んできているのが分かった


合わせていた手を離し、ゆっくり腰を上げると


「冬と俺は、双子の兄弟だよ…性格は似てないけど…俺は、雪って名前だから」



「冬の双子?そんな話聞いてないよ!」


「知らないよ…そんな事…」


それから、冬が眠る墓の前で、いろんな話をお互いした


この3人と冬は、元同僚でよく連んでいた『仲間』だという事が分かった