『春・夏・秋・冬~白い雪~』

「俺は、冬じゃない…」


そう告げると、3人は、『そうだよね』と頷いた


さっきまで楽しそうにしてたのに、暗いムードになった


なんか、俺は悪い事をしたのか?


「でも、お前らが冬と間違ったのは、仕方ないかもな…」


俺の言葉に、男が食いついた


「えっ?どういう事だ?」


一歩、また一歩、足を進めて、冬が眠る墓の前へ腰を下ろして


手を合わし、俺は瞳を閉じると小さく呟いた