『春・夏・秋・冬~白い雪~』

冬?


ハァ…ハァ…ハァ…


冬!?


「まさか…お前ら、俺の事を冬だと思ってるのか?」


俺の中で、何かが繋がった




「冬…生きてたの?そんなわけないよね?」


声を震わせて、問いかけてきた女の瞳からは、幾つもの涙が流れ落ちていく


「冬は、もう居ない。俺だって信じたくなんかないけど…さ」


涙を流し悲しげな瞳で見られると、強く言えずに、呟く程度になってしまった