『春・夏・秋・冬~白い雪~』

はっ?


なんだよ!!


突然の事で、動揺してしまった…俺


お腹辺りから聞こえてくる泣き声の意味が解らず


ただ、泣きやむのを待つしかないと思った


俺の背中に腕を回して、『冬』と言う名前を何度も、何度も呼びかける女


残りの2人に目を向けると、幽霊でも見たような顔で俺の事を見ていた


もう一人の女も、今にも泣き出してしまいそうで、瞳をウルウルとさせて


男の方は……闘牛のように、今にも突進してきそうで…