保健室に行くと言ったけれど、だるいな……。
そう思いながらも保健室に向かう階段を下る。
踊り場に出て、曲がろうとした時に、ある人とぶつかった。
「ま、真理……。」
思わず驚きで声が出てしまった。
「あっ……。利乃だ。」
会いたくない。喋りたくない。
「ねぇ、私とかな付き合ったって知ってる?」
この言葉を出されると、私はもうこの場に居れなくなる。
心臓がありえないほどバックンバックンなっている。
だから、逃げた。真理と会わないように階段を急いで降りて。
急いで、急いで。
そうしたら、保健室の先生がいた。
「急いでどうしたの?」
保健室の先生は優しいからそう聞いてくれる。
「えっと、……」
口篭る私に優しい声をかけてくれた。
「嫌なら話さなくていいよ。保健室行くみたいだから、一緒に行こっか。紅茶出すよ?」
「ありがとうございます。」
私は着いていくことにした。その方が安全だと考えたから。

