ねぇ、私の事嫌い?

涼香(すずか) 真理(まり) 私の大好きな人。


その親友の、渡辺(わたなべ)空香(そらか)


私は今でも2人が好き。でも……裏切られた。


多分、好きなのは私だけなのかもしれない。それでもいい子だったのだ。


真理、なんでかなと付き合えたの?

私でさえ無理だったのに……。



叶多を本当に好きなのは……私だよ。



真理、付き合ったなんて言わないで。私が、かなと話しにくくなるようなことを言わないで。

たとえ、2人が同じクラスだったからって言っても、さすがに耐えられないよ。

たとえ、大人まで続かなくっても、私は叶多のことが好きなんだよ……。


「来海さーん。教科書出してませんよ?どうかしました?」


「あっ……すみません、考え事していました。」


「絶対叶多と真理が付き合ったことじゃん」

また私の悪口大会が始まるんだろうな……そう思いながら机の中に入っている国語の教科書を出す。

先生の前では優等生でいなくては。という使命感
そこから私は優等生になる。だから……授業は休みたくない。

「わかる、絶対それ。」

「ってか利乃ちゃんも、性格悪いよね。」

「うん、先生の前ではいいこちゃんのフリしてるけど。」

「わかるー!叶多も独り占め状態だったしね」

「こらー、何話してるの」

どんどん続いて言ってしまうわたしの悪口を先生が止めてくれた。


でも気分が悪い。

「先生、保健室に行ってもいいですか?」


保健室なら……いいんじゃない?そういう思いからこの言葉を口にした。


「あら……体調悪かったのね、保健室いってらっしゃい。誰か付き添いに────」

「いりません。」

先生の言葉を遮った。

この言葉を聞いてしまったら、きっと誰も手を挙げてくれない。

そんなの惨めになるだけだ。

「あら、そう。行ってらっしゃい。」