「あ、利乃。」
また、この声が聞こえた!
「かな!」
「今日はどう?」
「えっとね?お別れ会やってきた。」
「え?そっちのクラスだと、一日丸ごとじゃなかった?」
「あー、まぁそう。でも私は今日早退なんだ。」
そう、私の言葉の通り、今日は熱を出してしまって早退することになってしまった。
なんでだろう?早く寝るようにしていたし、早くも起きた。健康的な食事も取れていた。
免疫は結構バッチリだと思うのに。
でも考えても仕方がないから、休み時間に教室に戻ることになったのだ。
「え?早退?大丈夫?」
「うん、大丈夫。たぶん明後日には、治ると思うから。」
「強がりはしないでね。」
「うん、ありがとう。元気出てきたよ!」
かなの言葉は魔法の言葉。
かながいるから、私は笑顔になれるんだよ。
でも歩くと、そこには真理がいた。
話すのが嫌で素通りしようとするけど、真理が話しかけてきた。
「ねぇ、利乃。いい加減わかったでしょ?もう諦めな。」
少しイラッときたから、強く返す。
「ごめん、なににイラッってするのー?私はそんな子供じゃないよ。」
あはは、この言葉を言っている時点で、もう子供なんだけど……。
自分の言葉に自分で突っ込んでから、私は、さようならといって教室に入った。
そして、学校を出て、早退した。

