そんなこんなで金曜の帰り道
私は真理と競歩をするように追いついて、追い抜かされてを繰り返していた。
それも何も言葉が出ないから、苦しい気まずい。
もう、せめてそっちが喋ってよ!!と思うけれど、きっとそれは真理もなんだろう。
だから私は本気のスピードで歩いた。
だからか、今まででいちばん早く家に帰ってこれた。
「ただいま…。」
そうしたら、お母さんがヒョコっと顔を出して、おかえりって言ってくれた。
私はニコッと笑みを返しておいて、自分の部屋にこもった。
中学校は、かなと同じ中学校だ。
私立でとてもいい学校。中高一貫なので、高校受験をしなくていから。
でも……今の状態で、かなと同じ中学校に行くとか気まずすぎ……。
と毒を吐いた。
でも変わらないものは変わらなくて。
私はいつの間にか、勉強の世界に閉じこもっていた。
勉強は裏切らない。
勉強だけは……。私を救ってくれるんだ。
だから勉強を沢山する。
誰かの為かもしれない。自分の為かもしれない。
でも裏切らないから。
分からなくってもやるんだ。

