春、誘う



「なんでこんなことに…」

ポツリと出た言葉に眉間を寄せ顔を覗き込んでくる奴。

「有紗ちゃんは大丈夫なの?」

どこまで把握して…あ、さっき私が言ったか。

「芯のある子だから立って歩いて家には帰ってる筈」


「芯のある子ねー?仲間が食いこまなきゃいいねっ?」


なかま?


「ちょっと待って、他に仲間も居るの…?」