忘れないまま恋をした

夜。

颯斗の前。

「なんで置いてったの」

震える声。

「約束破ったの、颯斗じゃん」

一緒に桜を見るって言った。
ずっと隣にいるって言った。

私は守ってるのに。

あなたは、いない。

恋しくて、寂しくて、怒っている。

怒っている自分も、嫌いだった。