父は続ける。 「正直」 少し言葉を探す。 「最初は心配だった」 「柚がまた傷つくんじゃないかって」 静かな声。 「でも」 直哉を見る。 「ずっと一緒にいてくれたんだろ」 直哉は少し困った顔で笑った。 「…勝手にです」